Auto Scaling対象EC2の停止、起動を実施した際、Auto Scalingのヘルスチェックに引っ掛かり意図せず再作成される場合があります。
このような情報は実際に体験しないとわからないですよね。是非、参考にしてください。
原因
Auto Scaling対象EC2に対して、停止時に無効化していたAuto Scalingのヘルスチェック※を起動直後に有効化すると、タイミングによってはAuto ScalingがEC2の状態を起動(正常)ではなく停止(異常)と判断し、再作成となる。
※ヘルスチェック
一般的には、負荷分散しているサーバやネットワーク機器がダウンした場合に負荷分散対象から切り離すための監視機能のことを指します。ただし、システム、製品によってヘルスチェック対象となるものがノードなのかプロセスなのかなど違うため実装方法は異なります。
Auto Scalingインスタンスのヘルスチェックに関する詳細は下記を参照してください。
Auto Scaling グループ内のインスタンスのヘルスチェック - Amazon EC2 Auto Scaling
Amazon EC2 Auto Scaling がヘルスチェックの失敗をモニタリングして対応し、誤検出の可能性を軽減する方法について説明します。
対策
Auto Scaling対象EC2を停止起動する際は、EC2のヘルスチェック状態が正常になっていることを確認してからヘルスチェックプロセスを有効化する。 具体的には、Auto Scaling対象EC2を起動した5分後にヘルスチェックプロセスを有効化するなどを実施する。
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